賃貸→持ち家でガス代はどう変わった?3年間の実績を公開|プロパンから都市ガスへ

この記事は約38分で読めます。

賃貸の集合住宅から一戸建てに引っ越して、ガス代はどのくらい変わったのか?

我が家では、賃貸時代はプロパンガス、戸建てでは都市ガスを使用しています。

引っ越し直後の1年間だけでなく、その後もガス使用量と料金を記録してきました。

さらに2024年5月には、太陽熱温水器も導入。

そこでこの記事では、賃貸時代から戸建てへ引っ越した直後、そして約3年間暮らした現在までのガス使用量とガス代の変化を、実際のデータで紹介します。

なお、この記事では太陽熱温水器そのものの詳しい性能検証ではなく、太陽熱温水器を導入したことで、その後のガス使用量がどう変化したのかについても触れていきます。


先に結論|戸建てに引っ越してガス代はどうなった?

まず結論から。

年間ガス使用量の比較

賃貸時代と戸建て1年目の実績比較。

単位:㎥
賃貸 2022年
115㎥
戸建て1年目 2023年5月~2024年4月
281㎥
0 100 200 300㎥
戸建て1年目は、賃貸時代より 166㎥多い結果になりました。

※ 賃貸はプロパンガス、戸建ては都市ガス。 プロパンガスと都市ガスでは熱量が異なるため、 使用量の㎥数を単純比較することはできません。

年間ガス代の比較

実際に支払った年間ガス代の比較。

単位:円
賃貸 2022年
96,864円
戸建て1年目 2023年5月~2024年4月
51,248円
0 2.5万円 5万円 7.5万円 10万円
戸建て1年目は、賃貸時代より 45,616円、約47.1%安くなりました。

※ この差には、プロパンガスから都市ガスへ変わったことや、 料金体系・各種支援などの違いが含まれます。

我が家の場合、賃貸時代から戸建てへ引っ越したところ、

年間ガス代は96,864円 → 51,248円

となりました。

年間では、

45,616円減、約47.1%減

です。

ただし、ここで注意したいのがプロパンガスと都市ガスでは熱量が異なることです。

そのため、115㎥と281㎥という使用量だけを見て、

「戸建てにしたらガスを2倍以上使うようになった」

とは単純に比較できません。

また、戸建てでは2024年5月から太陽熱温水器を使用しています。

そのためこの記事では、

「プロパンガスから都市ガスに変わったことでガス代がどう変わったのか」

だけでなく、

「戸建てで暮らし始めてから、ガス使用量が季節や設備によってどう変化したのか」

まで見ていきます。


我が家の条件

まず、我が家の基本的な条件です。

  • 居住地:群馬県
  • 家族構成:夫婦2人+猫
  • 2023年に集合住宅から戸建てへ引っ越し
  • 平日日中は2人とも仕事で不在
  • 主な在宅時間は朝・夕方~夜間
  • 料理・入浴にはガスを使用
  • 戸建てでは都市ガスを使用
  • 2024年5月から太陽熱温水器を使用

現在住んでいるのは、2023年に購入した東栄住宅の建売住宅です。

住宅の購入価格やスペック、実際に3年間暮らして感じたことについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
👉 東栄住宅の建売住宅に3年間住んでみた|購入価格・住み心地・良かったこと・気になったこと


集合住宅と戸建てのスペックを比較

まず、引っ越し前後の住まいを比較してみます。

集合住宅戸建て
メーカー積水ハウス東栄住宅
構造軽量鉄骨木造
階数2階建て・1階2階建て
間取り3DK4LDK
建物面積約50㎡約100㎡
築年数約30年新築
ガスの種類プロパンガス都市ガス

戸建てに引っ越して、建物面積は約50㎡から約100㎡になりました。

生活スペースは約2倍です。

普通に考えれば、

「家が広くなったらガス代も高くなるのでは?」

と思いますよね。

ところが、実際には逆でした。


賃貸時代のガス代と使用量

まずは集合住宅に住んでいた2022年1月~12月の実績です。

当時はプロパンガスを使用していました。

集合住宅時代|2022年の月別ガス使用量

0 5 10 15 20㎥ 1月2月 3月4月 5月6月 7月8月 9月10月 11月12月
年間使用量:115㎥

2022年1月~12月、集合住宅でプロパンガスを使用していた時期の実績です。

集合住宅時代|2022年の月別ガス代

0 4,000 8,000 12,000 16,000円 1月2月 3月4月 5月6月 7月8月 9月10月 11月12月
年間ガス代:96,864円

2022年1月~12月、集合住宅でプロパンガスを使用していた時期に実際に支払ったガス代です。

年間では、

使用量:115㎥

ガス代:96,864円

でした。

冬になるとガス使用量・料金ともに増え、夏場になると大きく減るという、分かりやすい季節変動があります。

特に12月~2月は使用量が多くなっています。


戸建てに引っ越した後のガス代と使用量

続いて、2023年5月に戸建てへ引っ越してからのデータです。

比較条件をそろえるため、まずは2023年5月~2024年4月の1年間を見てみます。

戸建て1年目|月別ガス使用量

0 10 20 30 40㎥ 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月
年間使用量:281㎥

2023年5月の引っ越し後から2024年4月まで、戸建てで都市ガスを使用していた1年間の実績です。

戸建て1年目|月別ガス代

0 2,000 4,000 6,000 8,000円 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月
年間ガス代:51,248円

2023年5月の引っ越し後から2024年4月まで、戸建てで実際に支払った都市ガス代です。

この1年間では、

使用量:281㎥

ガス代:51,248円

でした。


賃貸と戸建ての1年間を比較してみた

賃貸時代と、戸建てに引っ越した後の1年間を比較すると、こうなります。

年間ガス使用量の比較

賃貸時代と、戸建てに引っ越した後の1年間を比較。

賃貸:プロパンガス
戸建て:都市ガス
賃貸 2022年
115㎥
戸建て 1年目
281㎥
0 100 200 300㎥
※ 賃貸はプロパンガス、戸建ては都市ガスです。 プロパンガスと都市ガスでは熱量が異なるため、 使用量の㎥数は単純比較できません。

実際に支払ったガス代は、

年間ガス代の比較

実際に支払った年間ガス代を比較。

賃貸 2022年
96,864円
戸建て 1年目
51,248円
0 2.5万円 5万円 7.5万円 10万円
実際に支払ったガス代は、 45,616円、約47.1%減となりました。

※ プロパンガスから都市ガスへ変わったことや、 料金体系などの違いがあるため、 「戸建てにしたことで47.1%安くなった」と 単純には言えません。

96,864円 → 51,248円

となりました。

差額は、

年間45,616円

です。

割合では、

約47.1%の減少

となりました。

ただし、ここで重要なのがプロパンガスと都市ガスの違いです。

プロパンガスと都市ガスでは単位体積あたりの熱量が異なるため、使用量の㎥数だけを比較することはできません。

つまり、

「115㎥→281㎥だから、戸建てではガスを約2.4倍使った」

とは言えません。

一方で、実際に支払った金額については、

我が家では年間約4.6万円安くなった

という明確な結果があります。


ガス代が安くなった大きな理由は「プロパン→都市ガス」

我が家の場合、ガス代が大きく下がった理由として、まず考えられるのが、

プロパンガスから都市ガスへ変わったこと

です。

賃貸時代はプロパンガス。

戸建てでは都市ガス。

同じ「ガス」でも料金体系が異なるため、我が家では引っ越し後に年間ガス代が大きく下がりました。

また、都市ガスの料金も、時期によって原料価格や各種支援などの影響を受けます。

そのため、

「都市ガスなら必ず年間○万円安くなる」

という話ではありません。

あくまで我が家の実績として、

プロパンガスの賃貸から都市ガスの戸建てに引っ越したところ、年間ガス代は約47%安くなった

という結果です。


戸建てに引っ越して、ガスの使用量は増えた

ここで少し意外なのが、ガスの使用量そのものは増えていることです。

賃貸時代は年間115㎥。

戸建て1年目は281㎥。

一見するとかなり増えています。

ただし、これは単純に、

「戸建てだからガスをたくさん使うようになった」

とは言えません。

プロパンガスと都市ガスでは熱量が違ううえ、住まいそのものや給湯設備、生活スタイルも変わっています。

戸建てでは建物面積が約2倍になり、お風呂や給湯設備なども新しくなりました。

そのため、使用量だけではなく、

どんなガスを、どんな設備で、何に使っているのか

まで考える必要があります。


戸建てに住んでからのガス使用量

戸建てに引っ越してからも、東京ガスの使用量と料金を記録しています。

2024年の使用量を見ると、季節による変化がかなりはっきりしています。

戸建てに住んでからのガス使用量

2024年1月~12月の月別使用量。

単位:㎥
40
30
20
10
0
2024年5月
太陽熱温水器導入
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
冬場は30㎥を超える月がある一方、 夏から秋にかけては5~11㎥程度まで減少。

2024年5月に太陽熱温水器を導入しています。 ただし、気温や入浴回数、シャワーの使用量、調理なども変化するため、 ガス使用量の減少を太陽熱温水器だけの効果とは断定していません。

冬場は30㎥を超える月がある一方、

夏から秋にかけては5~11㎥程度まで減っています。

我が家の場合、ガス使用量はかなり季節に左右されていることが分かります。


なぜ冬にガス使用量が増える?

我が家でガスを使う主な用途は、

  • 給湯
  • お風呂
  • 調理
  • 食器洗い

などです。

冬になると水道水そのものの温度が低くなるため、お湯をつくるために必要なエネルギーも増えます。

また、冬場は湯船にお湯をためることも多いため、ガス使用量が増えます。

2024年のデータでも、

1月:38㎥

2月:34㎥

3月:38㎥

と、冬から春先にかけて使用量が大きくなっています。

一方で、

9月:7㎥

10月:5㎥

まで減少しています。

この差を見ると、我が家のガス使用量は給湯・入浴にかなり左右されていることが分かります。


2024年5月に太陽熱温水器を導入

そして、このガス使用量を考えるうえでもう一つ重要なのが、

2024年5月に太陽熱温水器を導入したこと

です。

我が家では、真空管式の太陽熱温水器を使用しています。

太陽熱を利用してお湯をつくることで、晴れた日には給湯に必要なガスを減らすことができます。

実際に2024年の使用量を見ると、

5月:29㎥

↓

6月:22㎥

↓

7月:11㎥

↓

8月:11㎥

↓

9月:7㎥

↓

10月:5㎥

と、春から秋にかけてガス使用量が大きく減っています。

ただし、これは太陽熱温水器だけの効果だと断定することはできません。

気温、入浴回数、シャワーの使用量、調理など、さまざまな条件が変化するためです。

そのため、この記事では太陽熱温水器の効果を断定せず、

「導入後にガス使用量がこのように推移した」

という実測結果として紹介しています。

太陽熱温水器そのものの費用や仕組み、実際の使用感については、今後別の記事で詳しく検証する予定です。


2026年からは夏も毎日湯船に入るようになった

さらに、現在は以前と生活スタイルも変わっています。

以前は夏場になるとシャワー中心でした。

ところが2026年からは、

夏も毎日湯船にお湯をためる

ようになりました。

当然、これまでより給湯に使うエネルギーは増える可能性があります。

一方、我が家には太陽熱温水器があるため、晴れた日には太陽熱でお湯をつくることができます。

そのため、

「夏に毎日湯船に入るようになったら、ガス使用量がどのくらい変わるのか」

という点も、今後の記録で確認していきたいと思っています。

こうした生活スタイルの変化も含めて、実際の使用量を記録できるのは、持ち家ならではの面白さだと感じています。


プロパンガスと都市ガス、実際に使ってみてどうだった?

実際にプロパンガスから都市ガスへ変えてみて、個人的には特に大きな不満はありませんでした。

以前は、

「プロパンガスのほうが火力が強い」

「プロパンガスのほうが熱効率がいい」

といった話を聞くこともありました。

ただ、実際に生活してみると、都市ガスに変えたことで料理に困るようなことはありませんでした。

お風呂についても、

「都市ガスにしたらお湯が沸くのが遅くなった」

と感じることはありません。

むしろ我が家では、引っ越し後のほうがお風呂が沸くまでの時間が2~3分短くなりました。

もちろん、これはガスの種類だけでなく、給湯器や浴槽、バスユニットなどの違いも関係していると思います。

そのため、ここについてはあくまで、

我が家で実際に使ってみた感想

として紹介しています。


都市ガスを選べるなら?

今回の経験から、もし都市ガスとプロパンガスのどちらも選べる住宅であれば、

ガスを使う生活をするなら、我が家は都市ガスを選びたい

と考えています。

実際に我が家では、プロパンガスから都市ガスへ変わったことで、年間のガス代が大きく下がりました。

ただし、都市ガスが供給されていない地域では選択肢になりません。

また、住宅によっては、

  • オール電化
  • 太陽光発電
  • 太陽熱温水器
  • エコキュート

など、そもそものエネルギーの使い方が違います。

そのため、

「都市ガスが絶対に正解」ではありません。

住宅の立地や設備、家族構成、生活スタイルまで含めて考えることが大切だと思います。


3年間暮らして分かったこと

今回、賃貸時代から戸建てに引っ越した後までのガス使用量を記録してみて、一番分かりやすかったのは、

ガス代は「家の広さ」だけでは決まらない

ということです。

戸建てになって建物面積は約2倍になりました。

それでも、プロパンガスから都市ガスに変わったことで、実際に支払った年間ガス代は大きく減りました。

さらに、その後は太陽熱温水器を導入したことで、夏場のガス使用量がかなり少なくなっています。

一方で、冬には30㎥を超える月もあります。

そして現在は、夏も毎日湯船に入るなど、生活スタイルそのものも変化しています。

つまり、

ガス代やガス使用量は、住宅の広さだけではなく、

  • ガスの種類
  • 給湯設備
  • 入浴スタイル
  • 季節
  • 気温
  • 太陽熱温水器
  • 家族構成
  • 生活スタイル

など、さまざまな条件によって変わります。

だからこそ、我が家では単純に「ガス代が高い・安い」で終わらせず、毎月の使用量を記録して、設備や生活スタイルを変えたときにどう変化するのかを見るようにしています。


まとめ|我が家のガス代は賃貸から戸建てで約47%減った

賃貸時代と戸建てに引っ越した後のガス代を、実際の使用量と料金で比較してみました。

引っ越し前後の1年間では、

賃貸戸建て
ガスの種類プロパンガス都市ガス
年間使用量115㎥281㎥
年間ガス代96,864円51,248円

という結果でした。

実際に支払ったガス代は、

96,864円 → 51,248円

となり、

年間45,616円、約47.1%減

でした。

ただし、プロパンガスと都市ガスでは熱量が異なるため、使用量の㎥数を単純比較することはできません。

また、戸建てに住み始めた後は、2024年5月に太陽熱温水器を導入しました。

その後のデータを見ると、夏から秋にかけてガス使用量が5~11㎥程度まで低下するなど、かなり大きな季節変動が見られます。

さらに2026年からは、夏も毎日湯船に入るようになりました。

今後も生活スタイルの変化によって、ガス使用量がどう変わるのか記録していく予定です。

今回の実績から分かったのは、

「戸建てにしたらガス代が高くなる」とは限らない

ということ。

我が家の場合は、プロパンガスから都市ガスへ変わったことが大きく、建物面積が約2倍になっても、実際に支払った年間ガス代は約47%減りました。

これから戸建て購入や引っ越しを考えている方は、住宅価格だけでなく、

「その家では、どんなエネルギーを使うのか?」

まで考えておくと、より現実的な生活費をイメージしやすいと思います。

我が家もこれから、ガス・電気・太陽熱・太陽光などの実測データを記録しながら、実際に暮らしたら光熱費がどうなるのかを検証していきます。


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