戸建て2人暮らしの電気代は年間いくら?3年間の実績を公開|賃貸との比較

この記事は約8分で読めます。

2023年に、集合住宅から一戸建てへ引っ越して約3年が経ちました。

「戸建てに住むと、電気代は賃貸より高くなるの?」

これから戸建ての購入を考えている方なら、気になるところだと思います。

我が家も引っ越す前は、戸建ての方が電気使用量は増えるだろうと考えていました。

戸建てになると、

  • 建物の面積が広くなる
  • エアコンの台数が増える
  • 24時間換気が増える
  • 冷蔵庫などの家電も大きくなる

といった変化があったからです。

ところが、実際に引っ越してみると、最初の1年間の電気使用量は賃貸時代より約10%少なくなりました。

その後、約3年間暮らす中で、内窓の設置や太陽光発電の導入など、家の環境も少しずつ変わっています。

この記事では、賃貸時代から戸建てに引っ越した直後、そして現在までの電気使用量をまとめます。

電気料金は電力会社や料金単価、燃料費調整額などによって変わるため、この記事では特に**「実際に何kWh使ったのか」**を中心に比較しています。


我が家の条件

まず、我が家の基本的な条件です。

  • 居住地:群馬県
  • 家族構成:共働き夫婦2人暮らし
  • 2023年に集合住宅から戸建てへ引っ越し
  • 平日日中は2人とも仕事で不在
  • 主な在宅時間は夕方~夜間
  • 料理・入浴には都市ガスを使用

現在住んでいるのは、2023年に購入した東栄住宅の建売住宅です。

住宅の詳しいスペックや購入費用などについては、別の記事で詳しくまとめています。

東栄住宅の建売住宅に3年間住んでみた|購入価格・住み心地・良かったこと・気になったこと
東栄住宅の建売住宅を購入して3年間暮らした実体験を紹介。土地・建物・外構を含む購入価格や諸費用、住宅性能、住み心地、電車の音、設備、良かったことや気になったこと、住んでから行った断熱・日射対策まで本音でまとめました。

賃貸と戸建てのスペックを比較

引っ越し前後の住環境はこんな感じです。

賃貸・集合住宅現在の戸建て
メーカー積水ハウス東栄住宅
構造軽量鉄骨木造
階数2階建ての1階2階建て
間取り3DK4LDK
建物面積約50㎡約100㎡
築年数約30年新築で購入
月々の住居費家賃5.6万円住宅ローン返済約6.5万円

※住宅ローンの返済額を、戸建ての「月々の住居費」として比較しています。

戸建てに引っ越したことで、住んでいる面積は約2倍になりました。

電気使用量がどうなったのか、実際の数字を見ていきます。


賃貸時代の電気使用量

まずは引っ越し前の集合住宅です。

集計期間は2022年1月~12月

当時の電力プランは従量電灯B、契約電流40A、ソフトバンクでんきでした。

2022年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
使用量504kWh481kWh389kWh248kWh210kWh228kWh289kWh300kWh230kWh255kWh314kWh533kWh
電気代16,462円16,544円13,106円8,395円7,212円8,068円10,405円10,797円8,361円9,313円13,472円24,035円

↑※ 表は左右にスクロールできます。

年間の電気使用量は、

3,981kWh

でした。

当時は電気料金そのものも大きく変動していたため、ここでは料金額よりも年間3,981kWh使っていたという数字を現在との比較材料として見ていきます。


戸建てに引っ越して1年目の電気使用量

2023年に戸建てへ引っ越しました。

引っ越し後の電力プランは従量電灯B、契約電流40A、ミツウロコでんきです。

引っ越した当初のデータがこちら。

2023~2024年5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月4月
使用量133kWh191kWh221kWh302kWh313kWh251kWh217kWh324kWh415kWh477kWh404kWh347kWh

↑※ 表は左右にスクロールできます。

この1年間の電気使用量は、

3,595kWh

でした。


賃貸から戸建てに引っ越したら電気使用量はどうなった?

賃貸時代と戸建て1年目を比較すると、こうなりました。

年間賃貸戸建て1年目
電気使用量3,981kWh3,595kWh
-386kWh

なんと、戸建てに引っ越したことで、

年間386kWh、約10%電気使用量が減りました。

これはちょっと意外でした。

というのも、引っ越し前より明らかに電気を使う条件が増えていたからです。


戸建てに引っ越して増えたもの

戸建てになって、電気を使う環境はむしろ増えました。

例えば、

  • 建物面積が約50㎡→約100㎡になった
  • エアコンの台数が増えた
  • トイレが増えた
  • 24時間換気設備が増えた
  • 冷蔵庫を大型化した
  • 戸建てなので照明や部屋数も増えた

普通に考えると、

「電気使用量は増えるだろう」

と思っていました。

ところが結果は逆でした。


なぜ戸建ての方が電気使用量が少なかった?

もちろん、電気使用量が減った原因を1つに断定することはできません。

ただ、実際に3年間暮らしてみて感じるのは、住宅そのものの断熱性や気密性の違いがエアコンの使用量に影響している可能性です。

引っ越し前の集合住宅は築約30年。

一方、戸建ては新築で購入しました。

戸建てでは、

  • Low-E複層ガラス
  • 断熱性を考慮した玄関ドア
  • 断熱材
  • 24時間換気
  • 新しい住宅設備

など、築30年の集合住宅とは異なる住宅性能になっています。

引っ越し前後でエアコンの設定温度や使用頻度を大きく変えたわけではありません。

引っ越し先も約20km程度しか離れていないため、住む場所による気温差も大きくはないと考えています。

そのため、

家が広くなったのに電気使用量が減ったのは、住宅の断熱・気密性能によってエアコンの負荷が小さくなった可能性がある

と考えています。

ただし、これは我が家の実測結果から感じたことであり、住宅性能だけが原因だと断定できるものではありません。


そして、戸建てに約3年間住んでみた

ここからが現在の話です。

戸建てに引っ越してから約3年。

その間に、我が家の暮らし方や設備も少しずつ変わりました。

特に大きかったのが、

内窓の設置太陽光発電の導入です。

また、猫を飼い始めたのをきっかけに、リビングのエアコンを常時稼働させたり、家電の使用状況なども変化しています。

2026年時点で、我が家の年間電気使用量は、

4,842kWh/年

でした。

月別の使用量はこちら。

電気使用量
1月639kWh
2月716kWh
3月488kWh
4月410kWh
5月297kWh
6月259kWh
7月299kWh
8月352kWh
9月382kWh
10月262kWh
11月278kWh
12月460kWh
年間合計4,842kWh

3年間で電気使用量はどう変わった?

ここまでのデータを並べると、こんな感じです。

年間電気使用量
賃貸・2022年3,981kWh
戸建て1年目3,595kWh
戸建て・現在4,842kWh

面白いことに、

「戸建てにしたら電気使用量が減った」

という単純な結果ではありませんでした。

最初の1年間は賃貸時代より少なかったものの、その後は使用量が増えています。


なぜ現在は4,842kWhになった?

これは、単純に「戸建てだから電気をたくさん使うようになった」という話ではありません。

3年間の間に、我が家の生活環境そのものが変わっているからです。

例えば、

  • 家電の増加・大型化
  • エアコンの24時間常時使用(設定温度=冷房26℃、暖房22℃)
  • 住宅設備の追加
  • 在宅中の電力使用

などがあります。

特に我が家では冬場の電気使用量がかなり多くなっています。

1月は639kWh、2月は716kWh。

一方で、6月は259kWh、10月は262kWhでした。

この差を見ると、我が家の場合は暖房による電力消費の影響がかなり大きいことが分かります。


我が家は冬に電気をたくさん使う

月別データを見ても、夏より冬の方が電気使用量が多い傾向があります。

特に、

2月:716kWh

が年間で最も多い月でした。

我が家ではリビングのエアコンを中心に暖房を使用しています。

また、冬場は入浴時に浴室乾燥機の暖房を使用しています。

そのため、暖房による電力消費が増えるのだろうと思われます。

逆に春や秋はエアコンの使用が少なく、電気使用量もかなり低くなっています。


戸建て2人暮らしで年間4,842kWhは多い?

これは住宅の性能や地域、家族構成、暖房方式、給湯方式、在宅時間などによって大きく変わるので、4,842kWhだから多い・少ないと単純には判断できません。

我が家の場合は、

  • 夫婦2人+猫
  • 平日日中は仕事で不在
  • 群馬県
  • 戸建て
  • 冬の暖房使用量が多い
  • 都市ガスを併用
  • 太陽熱温水器を使用

という条件です。

特に重要なのが、給湯を電気ではなくガスと太陽熱でまかなっていること。

もしオール電化住宅であれば、同じ2人暮らしでも電気使用量は大きく変わってくるはずです。

なので、この4,842kWhという数字は、

「群馬県で暮らす我が家の場合、年間これくらい使いました」

という一つの実例として見てもらえればと思います。


賃貸と戸建て、電気代だけで見るとどうだった?

ここまで3年間暮らしてみて感じたことをまとめると、

戸建てにしたから電気使用量が必ず増える、という結果にはなりませんでした。

実際、戸建て1年目は、

3,981kWh → 3,595kWh

と、賃貸時代より約10%少なくなりました。

ただ、その後は生活環境や設備の変化などもあり、現在は年間4,842kWhまで増えています。

つまり、

「戸建ては広いから電気代が高い」

「新築だから電気代が安い」

と単純に決めつけることはできないと思います。

住宅性能だけではなく、

  • 家族構成
  • 在宅時間
  • エアコン
  • 給湯方式
  • 家電
  • 日当たり時間

など、いろいろな条件が関係してきます。


3年間暮らして分かったこと

今回、2022年の賃貸時代から現在までのデータを並べてみて、一番面白かったのは、

「家が広くなった=電気使用量が増える」ではなかった

ことです。

引っ越した直後は、むしろ電気使用量が減りました。

そして3年間暮らす中で、太陽熱温水器を導入したり、家電やペットが増えて生活環境が変わったりして、現在は年間4,842kWhになっています。

家を買う前には分からなかったことも、実際に暮らしてみると少しずつ見えてきます。

だから我が家では、単純に「電気代が高い・安い」で終わらせず、実際の使用量を記録しながら、家の環境を少しずつ改善していくことにしています。

今後も電気使用量を記録して、変化があればこの記事にも追記していく予定です。


まとめ

我が家の電気使用量をまとめると、

年間使用量
賃貸・2022年3,981kWh
戸建て1年目3,595kWh
戸建て・現在4,842kWh

となりました。

賃貸から戸建てへ引っ越した直後は、建物が広くなりエアコンなども増えたにもかかわらず、電気使用量は約10%減少しました。

一方、約3年間暮らした現在は、年間4,842kWh。

その間に、我が家の暮らし方も少しずつ変化しています。

これからも、

「実際にどれくらい使ったのか」

を記録しながら、住宅の快適性や省エネについて検証していきたいと思います。

戸建て購入を検討している方にとって、我が家の実績が少しでも参考になれば嬉しいです。


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