「東栄住宅の坪単価って、実際いくらなんだろう?」
建売住宅を検討していると、気になる数字のひとつが「坪単価」です。
でも、例えば「坪単価40万円」と言われても、
それって安いの?高いの?
いまひとつピンときません。
そこで今回は、2023年に東栄住宅の「ブルーミングガーデン」を購入した我が家の契約書を改めて確認。
実際の建物価格から坪単価を計算してみました。
さらに、建売住宅だけでなく、注文住宅などの坪単価や住宅取得費とも比べながら、我が家の価格がどのくらいの位置だったのかを考えてみます。
先に結論を言うと、我が家の場合は――
約38.8万円/坪
でした。
では、この38.8万円/坪。
住宅全体の価格感で見ると、どのくらいなのでしょうか?
我が家の東栄住宅は約38.8万円/坪だった
まずは我が家の実例から。
2023年3月、群馬県で東栄住宅の「ブルーミングガーデン」を購入しました。
契約書を確認すると、土地と建物の売買代金は次のとおりでした。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 土地 | 約938万円 |
| 建物 | 約1,222万円 |
| 土地+建物 | 2,160万円 |
我が家の延床面積は約31.5坪です。
そこで、
建物価格 ÷ 延床面積
で計算すると、
1,222万円 ÷ 約31.5坪 ≒ 約38.8万円/坪
となります。
つまり我が家の場合、
東栄住宅・ブルーミングガーデンの建物価格は約38.8万円/坪だった
ということになります。
もちろん、これは我が家の購入事例です。
土地価格、建物の大きさ、仕様、販売時期などによって価格は変わるため、
「東栄住宅は全国どこでも38.8万円/坪」
という意味ではありません。
そもそも「坪単価」って何?
坪単価は、簡単にいうと、
建物1坪あたりの価格
です。
住宅の場合、一般的には、
本体価格 ÷ 延床面積(坪)
で計算します。
例えば、
- 建物本体価格:2,400万円
- 延床面積:35坪
なら、
2,400万円 ÷ 35坪=約68.6万円/坪
です。
SUUMOでも、住宅の坪単価は基本的に「本体価格÷延床面積」で算出すると説明されています。
今回の我が家も同じ考え方で、
1,222万円 ÷ 約31.5坪=約38.8万円/坪
と計算しました。
戸建住宅の坪単価って、だいたいどのくらい?
ここが今回、一番知りたかったところです。
「38.8万円/坪」と聞いても、比較する物差しがなければ高いのか安いのか分かりません。
そこで、現在公開されている住宅関連データから、ざっくり価格感を見てみます。
戸建住宅の坪単価を考えるときの目安
| 住宅・建物の種類 | 坪単価の価格感 |
|---|---|
| 建売・分譲住宅 | 50万円台~の水準が一つの目安 |
| ローコスト系注文住宅 | 40~60万円台の実例も見られる |
| 注文住宅 | 70万円前後の実例が一つの目安 |
| 木造の持家 | 80万円台の水準 |
| 大手ハウスメーカー | 100万円/坪を超える実例もある |
| 我が家の東栄住宅 | 約38.8万円/坪 |
ここで注意したいのは、これらは全く同じ条件で並べた全国ランキングではないということです。
例えばSUUMOの注文住宅実例では、本体価格を延床面積で割った坪単価を掲載しており、掲載実例には30万円台から80万円台以上まで幅があります。
また、国土交通省の住宅着工統計をもとにしたSUUMOの集計では、2025年度の持家の工事費予定額から算出した坪単価は、木造で約87.1万円、ツーバイフォーで約89.4万円となっています。
つまり、住宅の坪単価は、
40万円台 → 60万円台 → 80万円台 → 100万円超
と、かなり広い範囲に存在します。
だからこそ、我が家の38.8万円/坪がどのあたりなのかも見えてきます。
我が家の38.8万円/坪は高い?安い?
ここまで見てくると、我が家の38.8万円/坪は、
住宅の建物価格としては、比較的低い側の水準
と考えられそうです。
ただし、
「38.8万円だから絶対に安い」
とは言えません。
なぜなら、坪単価は住宅会社によって計算条件が違うからです。
例えば、
- 建物本体価格のどこまで含むか
- 付帯工事を含むか
- 設備を含むか
- 外構を含むか
- 延床面積で計算するか
- 施工面積で計算するか
などによって、同じ家でも坪単価は変わります。
SUUMOも、会社によって本体価格に含まれる範囲や面積の算出方法が異なるため、坪単価だけで住宅会社を単純比較するのは難しいと説明しています。
なので、
坪単価は「住宅の価格感をつかむためのものさし」
くらいに考えるのがちょうどいいと思います。
それでも坪単価を見ると、価格感はかなり分かる
「比較できないなら坪単価を見る意味がないのでは?」
と思うかもしれません。
私は、そうは思いません。
例えば30坪の家なら、
| 坪単価 | 30坪の建物価格 |
|---|---|
| 40万円 | 約1,200万円 |
| 50万円 | 約1,500万円 |
| 60万円 | 約1,800万円 |
| 70万円 | 約2,100万円 |
| 80万円 | 約2,400万円 |
| 100万円 | 約3,000万円 |
このように考えると、
「坪単価が10万円違うと、30坪の家では300万円違う」
ということが直感的に分かります。
だから住宅を検討するとき、
「この家は坪単価○万円くらいなのか」
を最初の目安にするのは、かなり便利だと思います。
建売住宅と注文住宅の坪単価を単純比較してはいけない理由
建売住宅と注文住宅では、そもそもの価格の作り方が違います。
建売住宅は、住宅会社が土地を仕入れ、間取りや仕様などをある程度企画して建築し、土地と建物をセットで販売するのが一般的です。
一方、注文住宅では、
- 間取り
- 外観
- キッチン
- 浴室
- 窓
- 断熱仕様
- 外壁
- 内装
- 収納
- 設備
などを施主の希望に合わせて決めていきます。
同じ30坪の住宅でも、仕様によって価格は大きく変わります。
東栄住宅自身も、ブルーミングガーデンを分譲住宅ブランドとして展開する一方、別事業として完全自由設計の注文住宅を展開しています。
だから、
建売38.8万円/坪だから、注文住宅80万円/坪より必ずお得
とは言えません。
見るべきなのは、
「その価格で、何が含まれているのか」
です。
住宅全体では、実際いくらくらいかかっている?
坪単価だけではなく、住宅取得全体の費用感も見てみます。
住宅金融支援機構の2025年度「フラット35利用者調査」では、全国の平均所要資金は次のようになっています。
| 住宅の種類 | 平均所要資金 |
|---|---|
| 注文住宅 | 4,262万円 |
| 土地付注文住宅 | 5,313万円 |
| 建売住宅 | 4,215万円 |
| 中古戸建 | 2,783万円 |
| マンション | 5,882万円 |
2025年度は、建売住宅でも平均4,215万円となっています。
ただし、これは日本全国の住宅購入者全体の平均ではなく、フラット35を利用した人の調査です。
そのため、我が家の購入価格と単純に優劣を比べるものではありません。
それでも、
「今の住宅取得費は、全体としてこのくらいの規模になっている」
という価格感をつかむには参考になります。
我が家の場合、土地+建物は2,160万円
ここで、もう一度我が家に戻ります。
契約上の土地+建物の売買代金は、
2,160万円
でした。
内訳は、
- 土地:約938万円
- 建物:約1,222万円
です。
建物だけを見ると、
約1,222万円 ÷ 約31.5坪=約38.8万円/坪
。
つまり我が家の場合は、
「土地+建物2,160万円の住宅で、建物部分を坪単価にすると約38.8万円」
ということになります。
ここまで分解すると、単に「2,000万円台の建売を買いました」というより、かなり具体的な価格感が見えてきます。
坪単価だけでは「安い家」「高い家」は決められない
住宅価格を見るとき、坪単価は便利です。
でも、最終的には次のようなところも確認したいところです。
| 確認したい項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 建物価格 | 坪単価の基準になる金額 |
| 延床面積 | 何坪の家なのか |
| 土地 | 土地代はいくらか |
| 標準仕様 | 最初から何が付いているか |
| オプション | 追加するといくらか |
| 外構 | 駐車場・フェンスなど |
| 付帯工事 | 給排水・電気など |
| 地盤 | 地盤改良が必要か |
| 断熱性能 | UA値など |
| 耐震性能 | 耐震等級など |
| 住宅性能 | 長期優良住宅・BELSなど |
| 諸費用 | 登記・ローン・保険など |
特に、
「坪単価○万円~」
という広告を見たときは、
「その坪単価で家が完成するの?」
ではなく、
「その坪単価には何が含まれているの?」
と考えると分かりやすいと思います。
3年間住んでみて、家の価値は価格だけではないと感じた
我が家は2023年に購入してから、実際に暮らしながら少しずつ手を加えてきました。
内窓を追加したり、太陽熱温水器を導入したり、太陽光発電を後付けしたり。
購入時点では「完成した家」だったものが、住みながら自分たちの生活に合わせて変わってきました。
その意味では、
建売住宅を買った時点が、家づくりの終わりではなかった
というのが、3年間暮らしてきた私の実感です。
実際の住み心地については、こちらの記事で詳しくまとめています。
👉「東栄住宅の建売住宅に3年間住んでみた」
また、建売住宅を購入したあと、実際にどこまで手を加えられたのかについてはこちら。
👉「建売住宅は後からどこまで変えられる?」
まとめ|我が家の東栄住宅は約38.8万円/坪だった
今回、契約書を改めて確認して計算してみました。
我が家の場合、
建物:約1,222万円
延床:約31.5坪
なので、
約38.8万円/坪
でした。
そして住宅全体の坪単価や取得費と照らし合わせてみると、我が家の38.8万円/坪は、比較的低い側の価格水準だったことが分かります。
ただし、坪単価は住宅会社によって含まれる費用や計算方法が違います。
そのため、
「38.8万円だから安い」
と単純に決めるのではなく、
「その価格で、どんな家が買えたのか」
まで見ることが大切です。
我が家の場合は、
土地:約938万円
建物:約1,222万円
土地+建物:2,160万円
という価格でした。
そして購入後3年間、実際に暮らしながら家を改善してきました。
家選びに「これが絶対に正解」というものはありません。
建売が向いている人もいれば、注文住宅が向いている人もいる。
大切なのは、
自分が欲しい暮らしに対して、その価格が納得できるものなのか。
ということなのだと思います。
今回の我が家の数字が、これから住宅を検討する方の「価格感をつかむための一つの材料」になればと思います。
参考資料
- 住宅金融支援機構|2025年度フラット35利用者調査
- 住宅金融支援機構|フラット35利用者調査
- SUUMO|坪単価とは?坪単価の平均は?
- SUUMO|坪単価から注文住宅の建築実例を探す
- 東栄住宅|分譲住宅・ブルーミングガーデン
