2026年6月7日、我が家の建売住宅に4.38kWの太陽光発電を後付けしました。
設置から約3か月。どのくらい発電して、電気代にはどんな影響があったのでしょうか。
今回は、太陽光モニターの実測データと電力会社の請求額をもとに、発電量・買電量・自家消費率・電気代を月ごとにまとめてみました。
まだこの期間は売電開始前ですが、もし最初から売電できていたらどうなっていたかも参考として試算しています。

我が家の太陽光発電と測定条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置・発電開始 | 2026年6月7日 |
| 設置場所 | 群馬県高崎市 |
| システム容量 | 4.38kW |
| メーカー | 長州産業 |
| パネル | N型TOPCon・18枚 |
| 屋根 | 南向き・約27度 |
| 設置費用 | 162万円(税込) |
| 今回の測定期間 | 6月7日〜9月5日朝(91日間) |
設置を決めた理由や工事の様子については、こちらの記事にまとめています。

約3か月の発電・消費・買電を月別に比較
まずは、太陽光モニターに記録されていた電力の動きです。
月別の電力実績
| 月 | 発電量 | 家庭の消費量 | 買電量 | 余剰電力量 | 自家消費率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6月(7日〜) | 380 | 196 | 87.8 | 272 | 28.4% |
| 7月 | 551 | 374 | 185 | 362 | 34.3% |
| 8月 | 513 | 393 | 205 | 324 | 36.8% |
| 9月(5日朝まで) | 42 | 46 | 約27 | 24 | 42.9% |
| 累計 | 1,486 | 1,009 | 505 | 982 | 33.9% |
※電力量の単位はkWh。9月の数値は9月5日朝時点の累計から算出しています。
※自家消費率は「発電量に対して自宅で使った電力量の割合」です。

7月と8月は、どちらも500kWh以上発電しました。
業者さんからいただいたシミュレーションでは、年間発電量は6,424kWhという予測でした。
今回は夏を中心とした記録なので、年間予測との比較は、1年分のデータがそろってから見ていこうと思います。
家庭で使った電気の約半分を太陽光でまかなえた
今回の累計発電量は1,486kWhでした。
そのうち、自宅で使った電気は504kWhです。
発電量に対する自家消費率は33.9%でした。
一方で、家庭で使った電気1,009kWhのうち、太陽光でまかなえた割合は約50.0%でした。
この2つは似ていますが、基準が少し違います。
- 自家消費率:発電した電気のうち、自宅で使った割合
- 電力自給率:家庭で使った電気のうち、太陽光でまかなえた割合
※我が家の太陽光モニターでは、電力自給率に近い数値が「自家消費率」として表示されています。
家庭で使う電気の約半分を太陽光でまかなえたのは、うれしい結果でした。
一方で、発電した電気の約3分の2は余剰になっています。
我が家では、ドラム式洗濯乾燥機や食洗機など、時間をずらせる家電はなるべく昼間に動かすようにしています。
それでも、発電する時間と電気を使う時間が重ならないことはあります。
蓄電池がないと、昼間の余剰電力を夜に回せない。
このあたりは、実際に数字で見るとよく分かりました。
月別の電気代と売電収入|もし最初から売電できていたら?
続いて、お金の面も確認してみました。
電気料金はミツウロコ電気の確定請求額です。
太陽光モニターに表示されていた余剰電力については、仮に24円/kWhで売電できていた場合の金額も計算しました。
月別の電気料金と売電額
| 月 | 電気代(実績) | 売電収入(実績) | 仮に売電できた場合 |
|---|---|---|---|
| 6月 | 8,662円 | 0円 | 6,528円 |
| 7月 | 4,656円 | 0円 | 8,688円 |
| 8月 | 6,589円 | 0円 | 7,776円 |
| 9月 | 6,475円 | 0円※ | 576円※ |
※電気代は各月の請求額です。
※売電に関する9月の数値は9月5日朝まで。対象期間が一致しないため、同一条件の比較ではありません。
実際の売電開始日は2026年9月10日だったため、今回の測定期間中は売電収入がありませんでした。
今回、太陽光モニターに記録されていた余剰電力量は982kWhです。
2026年度の住宅用太陽光のFIT単価24円/kWhで計算すると、仮の売電収入は23,568円になります。
一方、太陽光設置後の7〜9月請求分の電気代は、合計17,720円でした。
| 参考比較 | 金額 |
|---|---|
| 7〜9月請求分の電気代 | −17,720円 |
| 余剰電力982kWhの仮売電収入 | +23,568円 |
| 差し引き | +5,848円 |
仮に最初から売電できていれば、売電収入が電気料金を上回る計算になりました。
もちろん、これは実際に得られた収入ではなく、期間も完全には一致していません。
それでも、太陽光発電が家計にどのくらい影響するのかを考える目安にはなりました。
余剰電力があっても、売電開始までは時間がかかった
太陽光パネルを設置した6月7日から、発電は始まっていました。
ただ、電力会社の購入開始日は9月10日。
そのため、今回モニターに記録されていた982kWhは、実際の売電収入にはなっていません。
設置から売電開始まで95日かかった経緯については、こちらの記事にまとめています。

試算条件・計算過程
使用したデータ
- 太陽光発電:2026年9月5日午前6時6分時点のモニター累計値
- 月別データ:2026年6〜8月のモニター記録
- 電気料金:ミツウロコ電気の2026年6〜9月請求明細
- 売電単価:24円/kWh(2026年度の住宅用太陽光FIT・初期4年間)
- 金額の表示:円単位。売電額は表示電力量に単価を掛けた参考試算
出典: 経済産業省「2026年度以降の買取価格等について」(2026年3月19日)
① 9月5日朝までの月別電力量
9月の発電量
1,486−(380+551+513)=42kWh
9月の家庭消費量
1,009−(196+374+393)=46kWh
9月の買電量
505−(87.8+185+205)=約27.2kWh
9月の余剰電力量
982−(272+362+324)=24kWh
9月の数値は月間確定値ではなく、累計値から求めた9月5日朝までの値です。
② 自家消費量と自家消費率
累計自家消費量
1,486−982=504kWh
家庭消費量−買電量でも、
1,009−505=504kWh
となります。
発電量に対する自家消費率
504÷1,486×100=33.9%
家庭の電力自給率
504÷1,009×100=50.0%
月別の自家消費率は、各月の発電量から余剰電力量を引いて算出しています。
- 6月:(380−272)÷380×100=28.4%
- 7月:(551−362)÷551×100=34.3%
- 8月:(513−324)÷513×100=36.8%
- 9月:(42−24)÷42×100=42.9%
割合は小数第2位を四捨五入して表示しています。
モニターの表示値に端数処理があるため、月別の買電量・消費量から求めた自家消費量には1kWh程度の差が出る場合があります。
③ 仮の売電収入
2026年度の初期4年間の売電単価24円/kWhを、全期間に仮定しました。
- 6月:272×24=6,528円
- 7月:362×24=8,688円
- 8月:324×24=7,776円
- 9月:24×24=576円
合計
6,528+8,688+7,776+576=23,568円
これはすべて仮定の金額で、実際の売電収入ではありません。
④ 電気代との参考比較
7〜9月請求分の買電量
118+203+204=525kWh
7〜9月請求分の電気料金
4,656+6,589+6,475=17,720円
仮売電収入との差額
23,568−17,720=+5,848円
各請求月の使用期間は次のとおりです。
- 6月分:5月10日〜6月9日
- 7月分:6月10日〜7月9日
- 8月分:7月10日〜8月9日
- 9月分:8月10日〜9月9日
太陽光モニターは6月7日〜9月5日朝の記録なので、電気料金との期間は一致しません。
この比較には、太陽光の設置費用・補助金・設備維持費は含めていません。
また、自家消費504kWhによる買電回避効果は実際の電気料金に反映されているため、別途金額を加算していません。
まとめ|これからも月ごとに記録していきます
約3か月の実測を通して、発電量だけでなく、買電量や自家消費率もあわせて見ることの大切さを感じました。
発電量が多くても、使う時間帯が合わなければ買電は残ります。
逆にいうと、昼間の使い方を少し工夫するだけでも、太陽光の活かし方は変わってきそうです。
今回の結果は夏を中心としたものなので、これから冬に向かってどう変わるかも気になるところです。
9月10日からは売電も始まったので、今後は
発電量・家庭の消費量・買電量・余剰電力量・自家消費率・電気代・実際の売電収入を、同じ形で記録していく予定です。
設置費用162万円の回収についても、実績ベースで少しずつ検証していきたいと思います。
これから太陽光発電を検討している方にとって、我が家の記録が少しでも参考になればうれしいです。
