引越し回数7回のグンマー在住な おじさん が田舎の物件選びでチェックすべきポイントについて、この記事にまとめたよ。物件選びの方針は低コスト&低ストレス。引越しは労力とお金が掛かるから、後悔が無いようにこの記事を参考にじっくり検討してもらえると嬉しいよ。
物件
家賃と更新料、自治会費等の費用
一般的には手取り収入の3割以下くらいが家賃の目安と言われているよ[1]。
気に入った部屋を見つけたときは、そこに住んだ場合に掛かる家賃以外の費用(管理共益費、自治会・町内会の会費、更新料、火災保険料代、駐車場代等を含めた年間で支払わなければいけない合計金額)が、自分や一緒に住む人の合計年収に対して、どれくらいの割合になるのかを試算して部屋を決める判断材料にしてね。
おじさんの場合、夫婦でアパートに住んでいた頃は下記の3つの理由から夫婦の手取り収入の1割以下で収まるような家賃の物件を選んでいたよ。
①失業や病気で就労不可になった場合の収入が減った状態でも家賃支払いで困らないように。
②円安進行に伴う光熱費や物価が上昇しても家賃支払いで困らないように。
③貯金や貯蓄に使えるお金を増やせるように。
ガスの種類
ガス代を安く抑えたいなら都市ガスが供給されている地域の物件一択だよ。
理由はプロパンガスは都市ガスの2倍以上の使用料金が掛かるからだよ。
いま住んでいる一戸建て(都市ガス)の使用量と料金を、アパート時代(プロパンガス)と比較した記事は↓を確認してね。
断熱性能、気密性能、省エネ性能
月々の光熱費を抑えながらも冷暖房を活用して室内温度を快適に維持するには、建物の断熱性能と気密性能が重要だよ[2]。これらの性能が良いことは省エネ性能が高いとも言えるから、電気代の節約効果が期待できるよ。省エネ性能に与える影響が大きい建材をあげると断熱材や窓なんだけど、例えばアルミサッシ+単板ガラスの組み合わせに対して、省エネ性能が高い樹脂サッシ+Low-E複層ガラス組み合わせは年間で約39%の節約効果が期待できるらしいよ[3]。
これらの性能を住むところを探している人に伝わりやすく数値化して表示しようってことで2024年4月から 省エネ性能表示制度[4]が努力義務として開始されるから、表示情報を入居するか否かの判断材料として活用してね。
建物の性能に自信がある貸主は入居率向上を期待して、部屋探しをしている人向けに積極的に表示でアピールすると思うんだ。逆に言えば表示が無い物件は「断熱性能は低い可能性が高い」っていう見方で部屋の建材をチェックしていく必要があるよ。
比較的に高い断熱性能を求める場合はアルミ樹脂複合サッシ+複層ガラス以上の組み合わせを推奨するよ。
サッシとガラスの組み合わせによる断熱性能の比較[3]
低断熱性能 = アルミサッシ+単板ガラス < アルミサッシ+複層ガラス < アルミ樹脂複合サッシ+複層ガラス <(アルミサッシ+単板ガラス)+内窓(樹脂サッシ+複層ガラス)≒ アルミ樹脂複合サッシ+Low-E複層ガラス ≒ 樹脂サッシ+Low-E複層ガラス = 高断熱性能
窓周り以外に物件に備わっているとプラスポイントな建材をあげていくと、高断熱浴槽や断熱玄関ドアが付いていると断熱性能アップに力を入れていると評価できるよ。ただし、高性能な設備があると家賃も高くなる傾向にあるからバランスを考慮して比較検討してね。
築年数
築年数が古いと設備も古い場合が多いけど、家賃は安めな設定の物件が多いよ。
日本は地震が多いから築年数が古い場合は耐震補強や補修が行われているか確認してね。
駐車場
下記3つを確認してね。
①隣の車との間隔の広さ。
②少ないハンドル操作で車を出し入れできるか。
③公道までスムーズ(道幅や渋滞具合)に移動できるか。
(④)冬のフロントガラスの霜対策。通勤時間前に車への陽当たりが良い場所に駐車場があると霜取りの手間を省けるよ。ただし日照時間が増えると紫外線の影響で車の劣化が多少早まると思うから、その辺はお好みで。
立地
通勤・通学時間と距離
群馬県の平均通勤時間は片道23分らしいよ[5]。
車での通勤を考えた場合は通勤距離が短ければ燃料代や車に掛かる費用(車両代、部品代、任意保険料)の節約に繋がるよ。通勤時間帯の道路の混雑状況は契約前に確認してね。群馬の場合、部屋余りの傾向が強いから立地で家賃に差が出ることは滅多にないよ。平均通勤時間を目安に、ちょうどいい距離感で少ないストレスで通勤できる場所の物件を探してね。
騒音に係る周辺の環境
騒音に感じる度合いは人それぞれだけど、部屋でくつろいだり、眠っている時間に周囲の音で悩まされない為にも、下表の施設から離れた立地の部屋を選んだほうが無難だよ。
施設 | 騒音発生源 |
通行量の多い道路 | 車、バイク、工事の音 |
鉄道 | 電車、工事の音 |
工場 | 重機など |
農作地 | 農業機械 |
居酒屋 | 酔っぱらい |
施設 | 騒音発生源 |
消防署 | 消防車・救急車サイレン音 |
警察署 | パトカーサイレン音 |
病院 | 救急車サイレン音 |
サイレン | ダムの放流警報、川の増水警報など |
ちなみに おじさんが最後に引越したアパート周囲には、道路と消防署と農作地と居酒屋があったよ。
安全に仕事をするために必要な音だったり、どうしても発生してしまう音だったり、ある程度は仕方ないにしても、寝ている時間帯の酔っぱらいの騒ぎ声や車とバイクの無駄にリズミカルなふかし音(なぜか田舎に多い)には迷惑したよ。あと、想定外だったのが近所の畑と果樹園。遅くまで眠っていたい土日の明け方4時すぎからの農作業機のエンジン音には迷惑したよ。
立地を選り好みし過ぎて静かな環境を求めても、生活に不便な立地しか候補に残らなかったりもするから、自分が許容できるレベルの騒音を把握して、利便性とのバランスを考慮して物件を選んでね。
周辺にあると便利なお店・施設
車を持っていれば大体のお店は15分圏内で移動できるから深く考えなくて良いと思うけど、日々の生活や緊急時の備えとして住む部屋の近くにあると便利なお店と施設を下表にまとめたよ。
店舗・施設 | 用途 |
スーパー | 食材・日用品の買い出し |
コンビニ | 現金の引き出し |
店舗・施設 | 用途 |
コインランドリー | 洗濯機故障時・大型衣類の洗濯 |
銭湯・ホテル | 給湯器故障時の入浴 |
医療施設 | 緊急時の通院 |
契約前の下調べ
通勤・通学ルート
通勤ルートの混雑具合を、実際に自分が出退社する通勤時間帯に通ってみて、許容できるレベルかチェックしてね。
就寝時間帯の静けさ
しっかり睡眠をとって休めるように就寝時間帯の物件周囲の静かさをチェックしておいてね。
先輩入居者や近隣住民の生活感
物件の周囲や入居している人の玄関周りやゴミ集積所が清潔に清掃・管理されているか確認してね。